深いところに行くとき。

『・・・
深いところに潜るにはそれなりの覚悟も必要で、
そのために付く傷もあり、
見たくないものを見ることもある。
しかし、そうやって辿り着いたところは、
案外心休まる場所であるように思う。
・・・』



パンフレットを開いた瞬間、
目に飛び込んだ言葉、、、
大沼由紀さんの舞台、
『Seno Flamenco』に行ってきました。


『・・・歌、ギター、パルマ、そして踊りという
フラメンコでしかないフラメンコの方法で、
そこを目指したい』



。。。凄いですね。。。
その言葉の通りの舞台でしたから。


わたしがフラメンコに向き合うときも
同じように、
心の奥深いところで傷ついたり、
見たくないものを見てしまうんです。


その時、

わたしは、

恐怖でたまりません。


だから、


何が起こっても自ら突っ走る
由紀さんが化物だと思いました。。。


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↓公演終了後にいただいたお花。
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Televicion sobre Flamenco en Japon


普段せっかく放送局でお仕事させて頂いていますので、今まで私が影響されたフラメンコの番組をご紹介しましょう。


◯趣味悠々「情熱のフラメンコ」1999年NHK教育テレビ
西田ひかるさんが小松原庸子先生にフラメンコを習う教育番組でした。青木愛子さんや平 富恵さん、谷 淑江さんなどが出演されていて、皆さま本当に美しかった。。。

わたしは高校生の頃で、フラメンコを始めたきっかけでもありました。当時のビデオや本が未だにすべて実家に残っています。。。


◯探検ロマン世界遺産 最終回
ユーミン×アンダルシア 2009年NHK


丁度わたしがセビージャへ留学してた頃、松任谷由実さんが取材にいらしていました。
番組冒頭で流れたフラメンコが、イネス・バカンなんですよね。番組最後にがっつり出演しています。
"スペインは50をすぎてから行け"の文句で始まりましたが、その文句の理由は最後まで見ていれば分かるものでした。



◯黒木メイサ スペイン フラメンコ 魂の踊りと出会う旅 2010年NHK

スペインのヘレスに黒木メイサさんがフラメンコを学びに旅する番組でした。
フラメンコは家族の中で育まれてきたものですが、アントニオ・エル・ピパの家族に招かれ、その醍醐味を味わえる番組でした。
Barのシーンでは今は亡きモライートが出てきたりとちょっと凄い。黒木メイサさんは、ロケの前に日本で大沼由紀さんに習いに行っていたようです。

◯旅のチカラ「人生を弾き 魂を響かせろ~沖仁 スペイン・アンダルシア~」 2012年NHKBS放送
コレはスゴイです!
テレビ嫌いの亡きマヌエル・アグヘータが日本のテレビに出てるから!ギャラとかどうしたんだろうと思うくらい。貴重な番組でした。。。
更にテレビでアグヘータの伴奏をした沖仁さんが凄い。。。


こうしてみると結構テレビに影響されるなぁと、そしていまこうしてテレビに携わっているのは本当にご縁だなぁと、ありがたいなぁと思います。


そうしてフラメンコについて思いを馳せると・・・わたしは、涙がでるくらい、心が熱くなります。。。











フラメンコの達人

むかしタモリさんが、フラメンコについてテレビでお話されていたことを思い出しました。

「フラメンコは若ければいいってモンじゃないのが面白いんだよね。
時々、伴奏で唄っている人が盛り上がった時に踊ることがあるんだけど、その踊りが味があって良いんだよね。」

タモリさんの着眼点が鋭いと思いました。

フラメンコの面白さって、
日々の生活や人生経験を重ねる中で滲み出でくるもので、豊かな人生を送っている人ほど味わいがあります。




最近、
ルイスペーニャとのfiesta
ファルーコのフラメンコ公演
に参加してきましたが、
どちらもフラメンコの達人です。


そしてその、フラメンコの達人であればあるほど、フラメンコの神様の前では、自分のフラメンコはちっぽけなものです。
我々日本人がそれをやろうとしても、日本の文化にはないので、難しいのです。


いつかタモリさんと
フラメンコについてお話してみたいですね…。

Gracias a todos!!!

新人公演が終わりました。
伴奏のエミリオ、モイ、タニェ、
そして昔からの友達、浜松の仲間、フラメンコ仲間、職場の皆様、沢山の応援を頂き、感謝のお返しができないほどの気持ちでいます。

初めて新人公演に出た時は5年前…ファンビジャール Jr.のカンテででソレアを踊りました。
この時、フラメンコの踊りというよりも、フラメンコそのものに焦点を充てましたが、内実のある良いフラメンコになった瞬間は今でも鮮明に感覚があります。
審査員の方や先生方からの良い評価を沢山頂き、「このまま横道に反れず真っ直ぐ進みなさい。」という言葉を頂きました。

ですが、この後、、、
横道に反れてしまいました。。。
すんなり上手くはいかないものです。

それからは苦しい道が待っていましたね。舞台に立てなくなったり、フラメンコを観るのも聴くのもできなくなっていきました。

どんどん色んなものが離れていったのですが、今ではこの横道は必要なことだったように思います。

もう一度軌道を修正しよう、
自分の心に嘘がないものにしよう、
自分が惹かれてやまないフラメンコを踊ろうと、今回はそんな一心で新人公演に出場しました。

タニェとモイの強烈なカンテがきたらその瞬間を捉え自分の深いところに落とし、そこから自然と身体が動きマルカールを踏んで、キレイな足音でコンパスをまわしていくこと。

今回、それが出来て、
本来の道に戻れたように思います。

その過程で受賞という形になれば越したことはありませんが、そうでなくても、常に自分が惹かれてやまないフラメンコに向かって努力していくこと自体が、自分の生き方としてよりもっと重要なことだと思いました。

引き続き、どうぞよろしくお願いします!


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衣装 vestido

衣装を久しぶりにオーダーしました。

生地からデザインから
色々こだわって
独創的に仕上がってきました👏👏👏


さて、これを着て
大きな舞台の上で繰り広げられるドラマ。

中野ゼロホールへ。


どんなフラメンコに
なるのでしょーか。






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プロフィール

鈴木真衣

Author:鈴木真衣
フラメンコ踊り手“La Pulga”
幼少よりバレエを始め音楽や芸術に親しむ。高校在学中にフラメンコに出会い静岡文化芸術大学在学中より大塚友美氏に師事、渡西を重ねる。長期留学時、巨匠コンチャ・バルガス氏に出会い、純粋で家族的なジプシーのフラメンコに魅せられる。09年、スペインでコンチャ・バルガス氏のもとミニコンサートを行い、現地のアーティストと共演。現在は関東を中心に活動。ジプシーの生活の中から生まれたフラメンコを追求することで、人生の中で大切なことを模索。

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