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芸術家か大企業か


2001年に文化芸術振興基本法が制定、2017年に文化芸術基本法に改正され、日本における文化芸術の位置づけや権利が大きく変わってきたと言われています。

ただ、依然、実演家たちの厳しい生き方は続いているなぁと、周りの人をみても、そして自分自身についても、そう思います。

人は食べるためだけに生きられるわけではなく、喜びを知ったり豊かさを得たりしたい。
だからそれが一流企業に入ることで得られると思えば就職すればいいし、芸術をまっとうすることで得られるなら芸術家を目指せばいい。




芸術が好きな私は芸術畑を進み、まだ雑草が生えたかどうか分からないくらいですので、毎日毎日、迷いと不安と葛藤ばかりです。少しでも周りの人に、芸術、とりわけ大好きなフラメンコの芸術を知ってもらう活動をしなければならないなぁと、試行錯誤しておりますが、これがなかなか、一筋縄ではいかなく難しい、、、
けどね、幸せな人生だなぁと思いました。



なーんて、、、

年度末3/31の今日は、ステキな人とそんな話をして勉強になった一日でした☆


まだまだ人生はつづく…

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真実


“Ahora el flamenco está en manos de cuatro señores que saben que esto es nuestro pero que no lo quieren reconocer. Y esto no me importa decirlo porque ya tengo una edad y no me callo, y porque es la verdad.”
(フラメンコは影響力を持つ人たちの手にあって、彼らはフラメンコはヒターノたちのモノであることを知っているけど、あまり認めてはいないわね。でもわたしにとってはそれを主張することは無意味なことだわ、わたしはもう良い年を重ねているし、静かに収まることでもない。ヒターノたちから生まれたものであることが真実であるからね。)byコンチャのインタビュー。
 
 
フラメンコの真実は、ヒターノの中にあり。
フラメンコの人気は、ヒターノの外にあり。
 

真実っていう、”大切なもの”、って、
出回っているところには存在していなくて。
世の中って難しいなぁ~
ってなふうに思いますが、
 
 
真実は真実を呼ぶモノ。

コンチャ・バルガスたちのフラメンコは、
インドのインディラ・ガンディーに呼ばれ、バチカン市国のローマ教皇に呼ばれ、スペインや各国の王族に呼ばれ、彼らの前でフラメンコを披露したとのことです。
 
なんというか、
世の中は理にかなっているんだなぁと思います。

歌詞から思うこと。


アート(アーティスト)は
人間と社会について考え、作品を通じて世に問いかけをする職業であることを痛感しています。


今回、師匠にフラメンコの歌詞をたくさん習いました。

その中に


un relojo marca(d)o ×2
con la(s) hora(s) y lo(s) minuto(s)
y el mal paquito que tu me ha da(d)o

<時計が動いて時間を刻んでいる。
その時間は夫(彼)からの悪い仕打ちをたくさん受けて過ごしている時間だ…>※直訳でない



Ruea ×2
la de general

<悪い売春婦…>


という、悲惨な歌詞がありました。(実はこういう歌詞は山ほどあるんですが…)
ただ、これはタンゴという曲目で、明るく面白おかしく歌われています。


どんな悲惨な状況でも
力強く生きる姿に
本当に感銘をうけます。


昔ヒターノの迫害を受けていた歴史から生まれた歌詞ですが、いまもなお続く悲惨な差別、例えばシリアの難民など、その立場や気持ちを理解する姿勢は忘れてはならないと思いました。

アート活動は大事な職業なんだと心から思います。

Concha Vargas bailando por soleá es Fernanda de Utrera cantando por soleá.



師匠である来日中のコンチャ・バルガスのレッスンをずっと受けていました。

ギタリストの俵さんが、コンチャの踊りには、
カマロンやチョコラーテ、アグヘータ、フェルナンダやベルナルダ、などの伝説の歌い手たちを感じる、とおっしゃっていましたが、わたしもずっとそう感じていました。

昨年、コンチャは、スペインで50年のプロ活動を祝して「Caracol de Oro」を受賞されました👏
フラメンコの評論家から、
『Concha Vargas bailando por soleá es Fernanda de Utrera cantando por soleá.(コンチャ・バルガスの踊るソレアは、フェルナンダ・デ・ウトレラの唄うソレアだ。)』
と評されたようです✧


本物のフラメンコのアルテが好きで、その踊りを目指していく中で、コンチャを師匠に選んだこと、わたしの目に狂いはなかったと思います。

コンチャはまだ来日中、東京→大阪→名古屋→仙台→筑波を回ってまた東京へもどってくるので、まだ楽しめそうです(๑・̑◡・̑๑)


※コンチャ・バルガスの経歴に関する記事(スペイン語)
http://soniosnegros1970.blogspot.com/2018/08/concha-vargas-fernanda-utrera.html?m=1

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※写真はクルシージョ事務局より転用しています。




感性とロジカル



ヒターノたちと接して、動物的な感性はすごく大事なもだと思っていました。

経営者や社会をつくっていく人たちと接して、徹底してロジカルに考える思考の大事さを学びました。

感性と論理、相反するものだけど、
どっちも大切でバランスが必要だなぁと思います。

来週からいよいよコンチャがスペインからやってくる!

コンチャに引き出され
感性を全開にすることがヤミツキで
楽しみデス!

2019年



始まりました♡


年末からお正月にかけて
余裕のある時間が持てたので、
実家の浜松でゆっくりしていました。

ここのところ
フラメンコの喜怒哀楽…
自分や人間の心をどうにか捕らえることができないかなぁと考えていて、
実家の埃かぶって積み重なった本に目をやると、ふいに夏目漱石の『こゝろ』が飛び込んできたので、お正月はそれをじっくり読みふけりました。

宇宙のように未知な人の心について
感傷に浸りながら
わたしの2019年の幕が上がりました。

どんな年になるのかな。
ワクワクします!

本年もどうぞ
よろしくお願いいたします✼




名を今に




名を今に のこし置ける 人もひと
こころも心 なにかをとらむ



毎日めくりにめくって3年め、
職場にある島津いろは歌の日めくりカレンダー、※下記、注釈あり
その中で一番好きな歌です。


「彼も人なり、我も人なり」という言葉があるように、人間であることは同じですが、その人間性や心は千差万別。
すばらしい人間性や正しい心を持った人と、そうでない人は明らかに異なります。つまり、人間本来が持っている正しい心、素直な心の人であれば、どのような偉人にもなんら劣ることはない、とのことです。


さて、今年もたくさんのことがありました。
一番大きな出来事は、やっぱりはじめてのソロリサイタルができたこと。

いい一年になったと思います。
お世話になった皆様、
本当にありがとうございました。


来年はどんな年になるのか
楽しみです。

♡♡♡メリークリスマス&良いお年を♡

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※島津いろは歌日めくりカレンダー
島津いろは歌とは 島津家中興の祖と称せられる島津忠良(日新公)が島津家統一を果たした天文十四年(一五四五年)頃に戦を通じて学んだことやそれまでの人生経験、そこから得た知識、知恵を歌に託して詠んだものです。人としての道、人の上に立つものの心得をはじめとする日新公の教えは後の島津家の「郷中教育」にもその精神が受け継がれ、西郷隆盛や大久保利通など明治維新の志士たちにも大きな影響を与えました。
2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」本日最終回。おつかれさまでした。



禅・坐禅体験



ついに、、、

お寺に行って
念願の坐禅を組んでみました。

自分の呼吸だけに集中する時間。。。

✧心身スッキリ✧


いまのわたしには
とってもいいかもー。

師匠


コンチャ・バルカスは私の実質のフラメンコの師匠です。

もう20数年にもなるコンチャの毎年2月の来日。私がフラメンコに出会う前から行われていますね。この冬もやってきます。


スペインで始めてコンチャのクラスに行った時、コレダ!と直感でワクワクを感じたフラメンコでした。


それから帰国までの7ヶ月間、コンチャと過ごした日々はかけがえのないものになりました。
クラスでもクラス以外でも沢山の時間とともにフラメンコを学びました。わたしは踊りから入りましたが、そのうちフラメンコは踊りではないことに気づきます。
ヒターナである彼女の日常の美学、毎日の暮らし、ひとつひとつの出来事、そこから自然とフラメンコのコンパスが湧き、誰かが歌い出し、踊り出す。。。

それがフラメンコの土台です。

しかしこのフラメンコは小さい頃からフラメンコの環境がないパジョ(非ヒターノ)であるわたしたちにとっては非常に難しいです。


わたしは何かを選択するときに、
難しい方の道を選んできました。これからも難しい方の道を選択していくんだと思います。

つまり要領が悪い人間なんです。。。
でもそれは全て、豊かな人生を歩み、大物を獲得する、という私の願いを叶えるための選択です。
そしてフラメンコ業界に向けてではなく、一般社会に向けて芸術としてのフラメンコの表現者になりたいというのが、わたしの夢です。

最初に感じたワクワク感と師匠と過ごした時間を大切にしています。


【コンチャ・バルガス東京クルシージョ2019】 
2019年2月2日(土)~7(木)
もう既にキャンセル待ちのクラスありとのことです。※もしお申込み希望でしたら私にでもお問い合わせください。




本日の一夜


由紀さん。。。

espontánea シリーズ公演。
凄かったです。
日本人でフラメンコに近づきそのまま公演で同等にやってのけた人を始めて見ました。

見事なスタンディングオベーションと拍手喝采。

観に来ていた人も凄かった。
フラメンコ協会 濱田会長ほか、目利きさんたち。
公演が終わってのその目利きさんたち観客の表情が印象的でした。
良いフラメンコでした。

一杯飲みながら余韻にひたるのが至福の一夜でした。。。




色々な理由から、ヘレスから招聘しての大がかりの公演は最後かもしれない、とおっしゃっていたのが、悔しいほどです。
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プロフィール

鈴木真衣

Author:鈴木真衣
フラメンコ踊り手“La Pulga”
幼少よりバレエを始め音楽や芸術に親しむ。高校在学中にフラメンコに出会い静岡文化芸術大学でアーツマネジメントを専攻、在学中より大塚友美氏に師事、渡西を重ねる。長期留学時、巨匠コンチャ・バルガス氏に出会い、純粋で家族的なジプシーのフラメンコに魅せられる。09年、スペインでコンチャ・バルガス氏のもとミニコンサートを行い、現地のアーティストと共演。現在は関東を中心に活動し、18年夏に初のソロリサイタルを開催。ジプシーの生活の中から生まれたフラメンコを追求することで、人生の中で大切なことを模索。

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